代表幹事挨拶

代表幹事 松丸 伊三雄
法政大学総合情報センター事務部市ヶ谷事務課長

子供のころから携帯電話があり、良くも悪くもメールを自然に使いこなせている。パソコンで検索をすることに躊躇しない。そんな世代が入学してくる時代になりました。

 調べ学習と称されるインターネット関連授業についても、小学校のころから実施されており、すでに高学年では調べ学習の結果をふまえて自分の考えをまとめ、パワーポイントを使って発表するといった授業も行われています。

 今や、移動体通信網も整備され、全国どこでも3GやWiMAXなどの通信網を利用してインターネットに常時つながる時代です。利用場所の制約がますます無くなり、研究者や学生が、本当に、いつでも、どこでもネットワークを通じて様々な「知」に触れること、「創造」したものを広く発表できる時代になりました。

 インターネット環境が小さいころから自宅にあった子供たちから見れば「GoogleやWikiを使えば何でもスグ分かるのに、なんで勉強して覚えなきゃいけないの?インターネットだって、いつも身に着けているメガネと同じでしょ。」という疑問があるようです。単純な話ではありませんが、ある意味では、伝統的な紙と鉛筆による記憶型教育に対するアンチテーゼが突きつけられているようにも思います。これについては、国内では電子情報通信学会のもとで研究会が活動を始めていますが、集合知はまだまだ研究途上にあり、今後の発展がおおいに期待される分野の一つです。

 大学情報サミット加盟校では、社会の動きに合わせ、あるいは社会の一歩先を行く情報システムを構築、運用してきています。

 これらは単に技術的な先進性や便利さのみを追求したものではなく、社会と大学のありかたを考えたシステムとして、それぞれに取り組まれているものです。

 合理的で安定的な情報基盤整備を通して各大学が切磋琢磨すること。そして、単に競争するだけでなく、共に発展する協創の道を模索すること。これらを通じて知の多様化に寄与していくことは、広く社会に貢献していくことにつながると考えています。

 大学情報サミットの活動が参加各校の発展につながるよう微力を尽くしたいと考えています。

 会員各位の積極的な参加とご協力をお願いする次第です。

大学情報サミット