大学情報サミット大会共同声明 2007年

 目まぐるしく変化する社会・経済情勢に伴い、大学は社会との連携や融合、グローバル化への柔軟な対応の必要性に迫られています。
 こうした社会環境の中で、各大学の情報システム部門は、単なる情報システムのインフラ整備に留まらず、情報技術を活用した新たな教育手法や、直接的に教育研究を支援する仕組み、国際化に対応可能なシステム、社会との連携を想定したシステムなどの提供やスキルが求められています。
 このような課題に対応するには、大学個別の取り組みに加えて、各大学の情報システム部門が連携を深めつつ、継続的な活動を展開することが有効な方策の一つであると考えます。
 慶應義塾大学・中央大学・法政大学・明治大学・立教大学・早稲田大学 の情報システム部門は、自大学の情報政策の枠を超えて、広範囲な分野で連携を進めていきます。そして大学および社会全体の発展に貢献するために、「大学間連携による教育研究の活性化と社会貢献」、「人材交流による次世代の育成と組織活性化」を目的として活動していくことを共同で宣言いたします。
一、学生、教職員、卒業生に対し、情報技術を活用した共通サービスの実現を目指します。
一、情報技術を活用した教育研究基盤の共同研究を実施し、その成果を公開します。
一、大学情報サミット参加大学教職員による人材交流を行なうことにより各大学における
   情報関連組織の活性化をはかります。
一、大学情報サミットにおける活動は、参加大学により推進するものとし、
   その活動成果を還元することにより社会貢献を目指します。
一、大学情報サミット大会を年次で開催することとし、
   一年間の活動成果を広く一般に公開します。
一、幹事会・研究会および所長懇談会を定期的に開催し、
   大学情報サミット参加大学間の教育研究に関する連携を深めていきます。
一、大学情報サミットの目的に向けて,必要と認められる事項に対しては、
   大学情報サミット参加大学間で連携をとり、速やかに対処していきます。
2007年12月18日
大学情報サミット参加大学一同