第1回 大学情報サミット大会

2005年11月に明治大学情報科学センター所長 阪井和男教授(明治大学教育の情報化推進本部副本部長)の呼び掛けにより、『6大学情報サミット準備研究会』発足。世話人も同氏。
隔月のペースで研究会を開催して、6大学情報サミットのテーマを決め、1年後に大会を開催し、デジタルデバイド解消など6大学連携のメッセージを発信する。
6大学の情報系教職員(特に職員)が、「懇談会->勉強会・研究会->情報サミット」という過程を経ることにより、人材交流や勉強会を通じて、情報系職員の視野を広げ、それぞれの組織活性化のために刺激し合い、個々の大学の競争力向上に貢献すること目指す。
大学間の連携により社会や企業との交流の場を広げ、社会全体の発展に貢献していく。

「情報技術を基盤とした6大学による社会連携と人材育成の推進」の共同声明を表明

2006年12月12日(火)に、明治大学駿河台校舎アカデミーコモンにおいて、私立大学6校が参加して、第1回「大学情報サミット大会」を開催した。開催テーマは「情報技術を基盤とした6大学による社会連携と人材育成の推進」で、慶應義塾大学、中央大学、法政大学、明治大学、立教大学、早稲田大学の私立大学6校が参加して、共同声明を表明した。

長吉理事長
挨拶する長吉理事長

当日は参加各大学の情報部門責任者の担当理事、情報機関センター長をはじめとする教職員100名が参加した。
大会は阪井和男情報科学センター所長の司会進行で、長吉泉理事長の開催校挨拶、招聘講演「国立大学法人に見る大学経営戦略 -情報戦略を中心に-」は、文部科学省から出向の吉田和文明治大学理事長付大学経営特任補佐、大学情報サミットの代表者講演「情報化担当スタッフに求められるもの」は、深澤良彰早稲田大学メディアネットワークセンター所長、2つの講演があった。
本大会メインである共同声明は萩野達也慶應義塾大学インフォメーションテクノロジーセンター所長が表明し、各大学の情報責任者が代表して共同声明書に署名した。そして、本大会の最後に、松瀬貢規学務担当常勤理事が今後に向けた所信表明を行った。
近年の大学を取り巻く目まぐるしい変化、情報技術の発展と普及に対応するため、各大学の情報システム部門は、教育研究の基盤整備やIT活用等の取り組みを行ってきたが、抱える課題には大学共通のものや大学間連携により成果が向上するものも多くある。
このようなことを背景に、約1年半の準備を経て、大学情報サミット大会を開催するに至った。今回の声明に基づき、今後は具体的なプロジェクトを立ち上げ、1年後の第2回大学情報サミット大会において成果報告を行う予定である。

【招聘講演】

吉田理事長 吉田理事長
吉田和文 明治大学
理事長付大学経営特任補佐
深澤良彰 早稲田大学
メディアネットワークセンター所長
署名
共同声明書に署名
(左から慶應義塾大学、中央大学、法政大学、明治大学、立教大学、早稲田大学)