第2回大学情報サミット大会開催について

第2回大学情報サミット大会
「大学情報部門の連携と交流~大学間連携による教育研究の活性化のために~」
をテーマに盛大に開催

2007年12月18日、法政大学市ヶ谷キャンパスにおいて、第2回「大学情報サミット大会」が開催された。「大学情報部門の連携と交流~大学間連携による教育研究の活性化のために~」をテーマに、慶應義塾大学、中央大学、法政大学、明治大学、立教大学、早稲田大学の私立大学6校がプロジェクトの成果報告および共同声明の発表を行った。
当日は参加各大学の情報部門責任者をはじめとする大学関係者104名、企業等一般より109名が参加し、会場は熱気に包まれた。
大会は早稲田大学 伊藤達哉氏の司会進行のもと、法政大学 武田洋常務理事の挨拶に始まり、基調講演、サミット代表者講演が以下の通り行われた。

  • 基調講演「私の経験した大学のイノベーション」(PDF約6.6MB)
    • 坂本和一氏(立命館大学経済学部教授)
      • 立命館大学の教学部長、副総長、立命館アジア太平洋大学学長の経験をもとに大学イノベーションについて講演いただいた。
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  • サミット代表者講演「Net200Xのあゆみ」 (PDF約5.7MB)
    • 八名和夫氏(法政大学総合情報センター所長)
      • 法政大学のネットワーク構築に関する取り組みについて、Net200Xの歩みが紹介され、情報センターの果たす役割と将来展望について講演いただいた。
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第二部では、参加大学が共同で取り組んだ3つのプロジェクトについて、各プロジェクトリーダーより成果報告が行われた。

  • 年間活動報告(PDF約70KB)
    • 根本進氏(大学情報サミット代表幹事 早稲田大学)
      • 設立当初からの経緯を含め、昨年開催された第一回大学情報サミット大会以降の活動について概要の報告が行われた。
  • プロジェクト報告1「6大学共通サービス仕様検討~端末室~」(PDF約1.3MB)
    • 中西勇人氏(早稲田大学メディアネットワークセンター)
      • 「認証システム」「端末管理」「プリンター環境」「無線LAN活用」の4つのテーマに関する調査分析結果の報告に加え、今後の大学間共通サービス実現に向けた提案を行った。
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  • プロジェクト報告2「セキュリティに関する共同研究」(PDF約400KB)
    • 林貞孝氏(慶應義塾大学インフォメーションテクノロジーセンター)
      • 各大学における定点観測結果から、アタックの傾向についての考察結果を発表した。特に複数大学における同一IPからのアタックが検知されるなど、非常に興味深い結果が得られたこと、システム管理者育成への動機付けになったことなどの成果が報告された。
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  • プロジェクト報告3「職員の人材交流」(PDF約200KB)
    • 田山善裕氏(明治大学財務・資産管理部資産管理課)
      • 明治大学と早稲田大学の2大学間で実施された人材交流プログラムの報告が行われた。今後は「人材交流」から「人材育成」へと発展させるためにさらに内容を充実すべく検討を続けていくこと、来年は慶應義塾大学が受け入れ校として加わること、が表明された。
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大会の最後に、参加6大学による共同声明が中央大学情報環境整備センター所長坂田幸繁氏より発表され、各大学代表者による署名が行われた。
共同声明では、目まぐるしい社会の変化と経済状況に対応するため、各大学の情報システム部門が連携し「大学間連携による教育研究の活性化と社会貢献」、「人材交流による次世代の育成と組織活性化」の実現を目指すことが表明された。
大学情報サミットでは、2008年も活動を継続し、第3回大学情報サミットにて、成果報告を行う予定である。
以上