第5回大学情報サミット大会
「SNSの時代と大学情報基盤の役割」
開催概要
ネット上で提供されるサービスやコミュニケーションが、社会における普遍的な存在となった現在、共同性と水平的なつながりの連鎖を特徴とするソーシャル・ネットワーキング・サービスが注目を集めている。ブログ、Twitter、mixi、facebookなどの、インターネットで提供される公開サービスだけでなく、大学が提供する授業支援システムや、ポートフォリオシステムなどの中にも、SNSの機能が組み込まれ、大学の構成員は学内外でそれらを活用する機会に囲まれている。
いま大学における学びについては、「教育から学習へ」といった標語に示されるように、学習者の自発性や、水平的な共同作業を通しての学びの位置づけがあらためて強調されている。他方、社会全体という視点からは、東日本大震災の経験を経て、あらためて社会的な絆の意義や、水平的なコミュニケーションと協働の活動の不可欠さが意識的に着目されている。そして両者は決して隔てられた関係にあるのではなく、そのまま「地続き」となっている。大学における情報コミュニケーション・ツールの役割は、このような課題領域を広く包摂することを求められている。
第5回目を迎える2011年の大学情報サミットでは広く社会的な視点からのソーシャル・メディア、ソーシャル・コミュニケーションの意義について考えるとともに、大学教育におけるソーシャル・コミュニケーション・ツールの活用実践を具体的に取りあげることを通して、 SNS時代の大学における情報基盤とその活用に関して考える機会としたい。
イベント・資料