大学の情報部門は、めまぐるしく変化する情報処理技術に対応し、常に学生・研究者・職員といった利用者にとって最新の情報環境を提供していくことが求められています。一方、こうした変化に迅速に呼応し、新たな技術動向を把握し、企画・調整を行い、導入計画を立て、運用・管理を実施していくための人材を確保、育成していくことは容易なことではありません。
こうした人材育成について、「大学の情報部門間の職員が人材交流を通して親近感や一体感が生まれるという直接的な効果」を確認しながら、具体的な活動で発生する種々の問題を摘出するために、平成19年度より、参加大学の職員が、交換先大学に一定期間身をおく形で、人材交流プロジェクトがスタートしました。
このような人材交流を通じて、利害関係のないところから生まれる率直な意見交換や公には入手出来ない本音を交換することも可能となり、さまざまな効果を生み出しています。
今年度も、ひきつづき、交換先への職員の派遣を中心に実施すると同時に、今後は、企業との交流の可能性も検討し、職員がより幅広く知識・スキルを獲得できるプログラムの作成を検討していきたいと思います。