情報環境整備センター所長
平野 廣和
中央大学に初めて電子計算機センターという組織が設立された1972年当時は、高額で貴重な計算資源である大型計算機を共同利用する事の調整が業務の中心でした。しかし現在ではネットワークを初めとした情報インフラ整備、ソフトウェア提供、モバイル対応等々、ユーザが所有するデバイスまでを対象とした多岐に渡るサービスの提供を求められるようになって来ました。
特に近年では情報設備の維持管理のみならず、組織的にも教育面でも情報セキュリティへの迅速な対応が重要なミッションの一つとなっています。
これら多くの重要な課題解決や日進月歩の技術革新の基では、一大学のノウハウや経験だけではおのずと限界があります。そのため大学情報サミットでの活動を通じて得られる各大学の課題へのアプローチ方法や解決、運用実績・経験などの情報共有・意見交換がとても貴重なものであることは言うまでもありません。
このような背景から、中央大学も微力ながら各メンバー大学と同様に大学情報サミットの運営に貢献していく所存です。